酷いと言われても行う覇道 |

覇道とは厳しいもの

友達

2013.06.08 Sat

19:34:15

高校を卒業して2年ほど経った時の話
朝から仕事に行き昼間には帰ってきて家事をするのが日課だった

正直、家事はどんな仕事よりもきついものかもしれない
毎日毎日家の敷地内で洗濯、掃除、料理をすることは
簡単そうに見えて全然楽じゃない


自分が着たわけでもない衣類を洗い

自分が汚したわけでもない部屋を掃除し

自分が食べるついでに自分が食べない料理を振る舞う


昼間は言わば休憩時間みたいなものだけど
結婚してから毎日これの繰り返しというのは
営業に向かうサラリーマンや数時間レジに立って
たまに走り回るコンビニやスーパーの店員よりも
厳しい仕事だと思う

男尊女卑の時代から男女平等という風潮に
変わりつつあるのも納得がいく次第である


こんな時代に何もしない、というか
何もできない高校生の女子も実在した
というか 妹でした

この日はテスト期間なのかは知らないけれど
わりと早い時間から家でごろごろして
携帯をいじっている姿を見ると
やはりテスト期間なのだろう

高校生のテスト期間といえば勉強してくるといいつつ友達の家や
ファミレスでドリンクバーオンリーで数時間お喋りをするのが
一般的な高校生の行動なのだと思ってる

そもそも 勉強ができるやつっていうのは
言われなくとも、それに自分で言わずとも
1人で勝手に勉強をして
稀に、ごく稀に助けたい友達がいるのなら
そいつに少し教えてやるくらいなのだとも思う

そう考える中で何日も家でごろごろしてる
高校生を見ていると当然疑問がでてくるわけで

「お前、友達いないの?」

おそらく自分の中では確信であろう言葉を放って
心の中でどこか始まってもない一方的な勝負に
勝った気でいる兄がそこにはいた

妹の動きはその言葉のあとでピタリと止まり
ゆっくりこちらに振り向いたあとに

「そっちこそ友達いるの?」

友達くらいいるだろ
頭の中で友達と呼べるであろう人物の顔を思い出す
1、2、3・・・5人はいる!
少しさばを読んでも7人はいる!

「いるよ、7人はいる」

「あっそ」

始まってもない勝負に負けたのは自分のほうだった
なんとなく負のオーラに包まれてしまった
兄の姿を見る妹の目には哀れみしか映っていなかった

「お前は何人いるんだよ」

「わかんない」

わかんないってなんだよ・・・
それってあれか、いすぎてわかんない
つまり7人、実際には4人か5人くらいしか
友達がいない俺に気遣って
多すぎてわからないという返事を短縮してくれたのか
だとしたら逆にそれは残酷すぎるだろおおおおおおおおお

「いや友達ってさ、どこからが友達でどこまでが他人なのかわかんない」

ほう、なるほど深いところに話を持っていくものだね
実際どこから友達なのだろう
中学校や高校の頃の知り合いを友達と呼んでいいのなら
自分にも友達はたくさんいることになるのだけれど
友達というワードで頭の中に出てきた4、5人は
何故友達という分類にされているのか気になるところ

「まあお兄ちゃんよりは多いんじゃない?彼氏もいるし」

すでに勝った相手にも容赦なくダメージを与えてくるのは
きっと血のせいだろうと思った
認めよう、僕の負けです!
勝てる見込みのない喧嘩は売らないほうが良いと
改めて思った日だった

「んー友達ってのはさ、そいつといて楽しかったり
楽しみたいからよく遊ぶ、よく連絡をとるやつのことなんじゃないかな」

「そっかあ」

もはや友達談議に興味が無さそうな妹は放っておくことにした
部屋に戻って少し考えてみることにした

高校生の頃は友達と呼べるものがたくさん居た気がする
毎日学校が終わってから地元の公園に集まって
毎日変わり映えしない話をして
それが楽しかったと思う
高校生っぽい言葉で言えば
その場のノリ、というものを重要視していて
そのノリが合うものを友達と呼んでいた気がする

卒業して環境が変わってからは特に新しい出会いがあるわけでもなく
友達が増えるということは殆どなかった

逆にバストアップ方法で胸が減ることはあった
時間の都合が合わなくて会わなくなったり
たまに会っても昔のように話ができなくなっていたり
そもそも昔は仲が良かったと言えるのかもわからなくなったり
恋人だってそうなのだと思う

本で読んだことがある

勝手に好きになって、勝手に嫌いになって
勝手に期待して、勝手に失望して
勝手に憧れて、勝手に幻滅するくらいなら
最初から知るべきじゃないんじゃないのか

考えて考えて考えた結果
これ以上多くのことは望まないので
今いる5人くらいの友達を大事にしようと思った

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